箱膳に子どもの頃を思い出しながら…
2025年12月11日 10時00分昨日の2、3時間目に2年生地域授業の「郷土料理と歴史」講座で、学習の最後の仕上げとして「ふるまい膳」を作りました。3日前に招待状をもらった時からとても楽しみにしていた企画です。飯綱町のりんごパークの調理室をお借りして、地元の「だんどりの会」のみなさんに教えてもらいながら、それぞれが担当の料理を仕上げていきます。その手際は見事でした。
今回のメニューは、ごはん、豚汁、主菜に鰆と鯛のお刺身、リンゴの春巻き、出汁で味付けしたささみとシメジの上にメレンゲ状の卵を乗せて蒸らした郷土料理の「卵ふうふう」、南瓜の甘煮、漬物、デザートにリンゴです。
仕上がった料理は、一人ひとりの箱膳に入れられ、並べられます。大きな部屋で全員がコの字型に並んで座って食べますが、これも今ではなかなか見られなくなった光景かもしれません。
写真はお膳を完成させた状態です。箱膳の食べ方は、まず蓋を開けてひっくり返し、箱の中に入っている主菜の乗ったお皿を乗せます。そこにご飯と汁物(豚汁)を乗せ一人用のお膳が完成です。あとは、箱の横に卵ふうふうを置き、とりわけ用の大皿の南瓜とリンゴをお皿にとって次の人に回します。どの料理もとてもやさしい味でおいしく仕上がっており、期待通りの味に大満足でした。箱膳での食事の最後には必ずごはん茶碗にお湯を入れます。漬物のたくあんをひと切れ残しておいて、それでお茶碗についたご飯の粘り気をきれいにとって食べながら、最後にそのお湯を飲んで、食事は終了となります。箱膳には自分用の布巾も入れておいたそうです。この時に、自分が小学生だった頃にも両親がやっていたことや自分も当たり前のように毎食の習慣でご飯茶碗にお湯を入れて飲んでいたことを思いだしました。それがたくあんだったり、野沢菜の漬物だったこともありました。箱膳ではなかったのですが、その形が自分自身の食事にも自然と取り入れられていたのだなと、とても懐かしく思い出すことができました。生徒たちも料理を通じて文化や歴史に触れることができ、素晴らしい学びの時間になったことと思います。今回お料理を食べながら、講師の先生から料理の言われや鶏のささみの調理法など、さっそく自宅で試したい情報まで様々なお話をお聞きし、とても贅沢な時間をいただきました。講師の先生方、生徒のみなさん、ありがとうございました。