先週10月9日(木)に、M先生、K先生とともに宮城県加美町にある宮城県中新田高等学校に学校視察に行ってきました。中新田高校は地元の加美町との連携に力を入れた教育活動を行っており、同じく飯綱町と信濃町との連携による地域授業を展開する本校の活動と共通する部分の多い学校です。さて、当日は朝7:10発の新幹線で長野駅を出発し、大宮駅で乗り換えJR古川駅へ。この駅は仙台の1つ先になります。そこからはバスで30分ほどで最寄りのバス停に到着しました。落ち着いた雰囲気の町をしばらく歩くと学校が見えてきました。学校の入り口にはからたちの生垣があり、ちょうど黄色い実をつけていました。


からたちの実がなっていました
中新田高校では、校長先生、教頭先生のお二人から学校の概要や教育活動の詳細のご説明をいただき、授業見学をさせていただきました。地域創造学という教科の中の地域産業の授業を主に見学しましたが、各グループの生徒さんたちが、自分たちの選んだテーマに沿って町に調査に出かけたり、イベントの企画を検討したり、専門家の指導を受けながらWeb制作の基礎を学んだり、ドローンショーのプログラムを考えたり…と熱心に取り組んでいました。その他の授業にもお邪魔させていただき、本校のこれからの活動のヒントをたくさんいただくことができました。校長先生、教頭先生、中新田高校の先生方、生徒のみなさん、ありがとうございました。そして、一路長野へ。

16:10発の新幹線に乗って古川駅を出発し、なんと18:47には長野駅に戻っていました。「朝、このホームを出発したのにもう長野に戻ってきている…。」長野駅のホームに降り立ったときにM先生から出た言葉です。長野から東北の日帰りがこんなに簡単にできるようになるなんて。新幹線、恐るべし…。
先週10月3日(金)に第52回開校マラソン大会が開催されました。

男子11.6㎞、女子9.6kmのコースです。朝は少し肌寒さが感じられましたが、走るのにはちょうど良い気候となり、赤く色づくりんご畑と緑豊かな山々の景色の中、生徒たちはそれぞれのペースで走りました。各関門や給水所では、保護者のみなさんと先生方が声をかけ、生徒の頑張りを応援してくれました。また、地域の方々にも給水所をお借りするなどマラソン大会の成功のためにご多くのご協力をいただきました。おかげさまで、生徒たちは今年も無事にマラソン大会を終えることができました。ありがとうございました。ゴールでは、毎年、先生方や保護者のみなさんだけでなく、先にゴールした生徒もそのまま残ってあとから来る生徒たちを拍手で迎えます。そんな温かな姿に、私の心も温かくなりました。

マラソン大会表彰式に続いて、ソフトテニス部女子の県大会壮行会も行われました。北信大会を勝ち抜いての県大会です。全力を尽くして悔いのない試合となるように心から応援しています。インスタグラムでもマラソンと壮行会が紹介されていますので、こちらもご覧ください。
この日の午後、北部高校のある飯綱町の町制20周年記念式典が近くの飯綱中学校で開催され、参加をしてきました。旧牟礼村と三水村が合併して20年、この間の町の様々な取り組みのお話をお聞きしました。また、たまたま隣の席の地元の方に午前中にマラソン大会だったという話題をしたところ、北部高校のマラソン大会は毎年の恒例行事で、生徒が走る姿を見るのを楽しみにしてくださっている、というお話をいただきました。北部高校が地域とともに歩んできたことを改めて感じました。飯綱町の20年は、北部高校の20年でもあります。これからも地域の皆様に大事に思ってもらえる北部高校であり続けたいと思います。
しばらくブログをお休みしている間に、気が付けば10月になっていました。本校の正門から玄関まではなだらか(登校する生徒にとっては最後の難所?)な坂が続いています。そして、この坂の両側は見事なイチョウ並木で、これから黄色く色づくと絶好の撮影ポイントとなる素敵な場所です。

色づく前の今は銀杏がたくさんなり始め、熟したものが地面にコロコロと落ちてきます。

銀杏は茶碗蒸しやその他料理に入れるととてもおいしい魅惑の実ですが、一つ大きな問題が…。そう、それは強烈な匂いです。昨年、当時2年生だったO君から、「先生たちは車で通るから知らないと思うけれど、歩いている方としては臭くて大変なんですよ。」と言われたことを思い出し、生徒が登校する際に少しでも避けておこうと、ほうきで掃いてみることにしました。実際掃き始めると、車のタイヤでつぶされた実もたくさんありなかなか大変です。

これからもっとたくさんの実が道路を覆うことになります。しばらくの間は、銀杏と格闘する毎日になりそうです。
明後日10月3日(金)には、第52回開校マラソン大会が開催されます。今のところ天候も心配はなさそうです。秋晴れの爽やかな空の下、このイチョウ並木から元気よくスタートしていく生徒たちの姿を見るのが今からとても楽しみです!
今日は連休の中日で、明日はまた休みになります。明後日24日(水)と25日(木)は2学期の中間考査ですので、明日の休みはテスト勉強にしっかりと充ててもらいたいな、と思います。さて、校長室の窓際には、以前紹介した頂きものの胡蝶蘭と自分で購入した「コーヒーの木」という名の観葉植物があります。胡蝶蘭も花の時期は終わり、あと数輪が頑張って咲いてくれています。「コーヒーの木」は、6月頃にふと「窓辺が寂しいなあ。」と思い立ち、ホームセンターであれこれ探して見つけたものです。


上は購入したころのもの、下は現在のものです。比較的育てやすいそうで、水やりや陽射し、剪定2~3年に一度の植え替えなどに気を付ければ大きくなるとか…。自宅には、約25年ほど前に友人から分けてもらったオリズルランがありますが、こちらはほぼ1週間に1度の水やりだけで育ててきました。かなり適当な育て方でしたが、いつの間にか鉢の数が増えています。コーヒーの木は害虫らしきものもつく時期のようで、今日写真を撮ろうと思ったら、若干白いぽつぽつが気になる葉っぱもチラホラ。自宅のような適当な育て方でいいのか分からないため、ネットで育て方を確認しながら丁寧に育てていこうと思っています。まずは、害虫対策を急がなければ…。
一昨日、2年生スポーツウェルフェアコースの「地域貢献実習」でブラインドサッカーに挑戦しました。講師の先生方から二人一組でのやり取りをいくつか教えていただきましたが、目隠しをした状態で、ペアの友人からの指示とボールから聞こえる音のみを頼りにボールを蹴るのはかなり難しかったようです。私が見学した時は、二人で向かい合った足元にボールを置き、先生の指示する言葉のタイミングでそのボールを足でとる、というゲームをしていました。足でボールをとらえるのが、なかなか難しそうでした。

また、1人が目隠しをし離れた相手に向かってボールを蹴るというやり取りでは、ペアの生徒の指示に従って蹴らなければなりません。自分ではまっすぐ蹴っているつもりでも実際は横に逸れてしまってなかなか思うようにいかず、こちらも苦労していました。

前半にはここにボールを蹴り込むゲームもやりました。
一緒に参加した教科担当の先生は、「それほど動いていないのに、見えていない不安で体がいつもより疲れます。」と言っていました。目から入る視覚情報というものの重要性をあらためて感じた言葉だと思います。ボールを蹴るのに頼りになるのは、自分の耳と仲間の声のみですから、仲間を信頼し思いやることが出来なければ、この競技は上手くいきません。ブラインドサッカーの経験から、友人や周囲の人々に対する自分の心持ちや接し方など、気づいたことや感じたことを大切にしてほしいと思います。
先週の12日の金曜日、3年生スポーツウェルフェアコースの生徒12名が、カヌー実習の総仕上げとして犀川の川下りにチャレンジしてきました。


本校のスポーツウェルフェアコースでは、夏の間、信濃町の野尻湖でカヌー実習を行います。2年生から実習を行い、3年生の最後に1日かけての川下り実習になります。ここまでの学習でインストラクターの方々から安全にカヌーを楽しむための様々な訓練を受け、技術をしっかりと身に着けてからの川下りチャレンジです。


当日は、長野市大岡道の駅付近からスタートし、途中で昼食休憩を取り、ゴールの信州新町大原橋付近を目指しました。実習中は雨の心配もそれほどなく、きれいな川を眺めながら大自然の中を気持ちよく下ることができました。水の流れがあり、景色も変化していくため、いつもの野尻湖での実習とは違った楽しさを満喫できたのではないでしょうか。

おとといの水曜日、2年生の地域授業の保育講座では、本校に隣接するさみずっ子保育園の年長さんと交流会を行いました。4月からお芋の植え付けや草取りなど保育園の環境整備などを行ったり、園児さんの様子を見学させてもらったりしてきましたが、今回は「北部高校に園児さんたちを招いて遊ぼう!」という企画です。写真は事前の授業で園児さんたちと一緒に折る折り紙の見本を作成している時の様子です。


園児さんたちが喜んでくれそうなものを考えながら、折り紙の本や動画などを参考に、いろいろな作品を作っていました。

当日、実際に園児さんたちに折り紙を折ってもらうと、これがとても器用に折っていくんですね。高校生が教えたものをすぐに理解して、ササっと作ったり、より細かい作品を作ったり…。ある園児さんは、器用に「コマ」を折っていました。聞いてみると、保育園でいつも折り紙をやっている、とのことで、小さな手で器用にかつ丁寧に折っている様子に感動でした。私の知らない作品がたくさんあり、折り紙の世界の深さを知りました。後半は、風船バレーとしっぽとりゲームをして遊びました。園児さんも生徒たちも楽しい時間を過ごすことができました。次は、クリスマス会を予定しています。また、園児さんたちに楽しんでもらえる素敵な企画を考えてもらいたいと思います。
昨日の1時間目に地震防災訓練を行いました。例年、6時間目の時間帯に行っていましたが、暑さ対策もあり、登校してすぐの授業中に地震が発生し校舎内から出火したという想定で訓練を開始しました。地震が発生した際にはまず自分の身の安全を図り、出火場所を避けた避難経路でグラウンド迄速やかに非難する、という一連の流れを、職員、生徒ともにあらためて確認しました。

昨年度はグラウンドで消火訓練を行いましたが、今年はけが人を運ぶ想定での「担架訓練」を行いました。担架というと布に棒が2本とおしてあるものを想像しますが、今回は布製の持ち手が横についているタイプの担架で練習です。生徒たちは腰を痛めてしまわないように太ももに力を入れて持ち上げるといったコツを教えていただき、しっかりと力を合わせて担架を持ち上げ運ぶ練習をしました。

一人でけが人を運ぶ際の方法や担架がない場合には自宅にある毛布でも代用できるといったことも教えていただきました。災害時には、自分の身を守ると同時に、助ける側に回ることにもなります。その時に対処できる知識や技術を身に着けておくことはとても大切なことです。今回の地震防災訓練で学んだことを忘れずに、いざという時にはこの知識を役立てられるようにしてほしいと思います。
今日の午後の1年生地域授業(総合的な探究の時間)でりんごの徒長枝落としをしました。


(切り落とした徒長枝)
「徒長枝」とは夏に枝の背の部分から上に向かって勢い良く伸びる、果実の実らない枝のことです。放っておくと日当たりや風通しが悪くなり、りんごの品質低下につながるため、この枝を選定する必要があります。


一昨日は1組、今日は2組が作業を行いました。りんごの作業は、天候の影響もあってなかなか授業の予定通りにいかないこともあり、今年は摘果があまりうまくできていません。作業を指導してくださったJAながの北部営農経済センターのT先生によると、摘果も適切に行っていないとりんごにいきわたる養分が分散してしまうとのことでした。そのため、この機会に摘果も一緒に行いました。
雨予報が外れ、陽射しが照りつける暑い中でしたが、生徒たちは休憩をはさみながら、丁寧に作業を進めていました。この後は、10月に葉摘みと玉回し、11月に収穫と続いていきます。おいしいりんごがなるように、1年生のみなさん、頑張って作業に取り組みましょう!
本日6時間目に、北信高等学校新人体育大会の壮行会が行われました。

堂々とした選手の入場、生徒会長の激励の言葉と続き、各部の部長からも一言がありました。それぞれの選手が胸を張って大会に向けた抱負を語る姿は、とても頼もしく感じられました。

新人戦は、3年生から部活動を引き継いだ1,2年生が挑む大会です。史上最も暑いとされるこの夏も、みな熱心に練習に取り組んできました。早い競技では今月からスタートします。当日までまだ時間はありますので、しっかりと調整して、当日は練習の成果を思う存分発揮して悔いのない試合をしてもらいたいと思います。「頑張れ、北部高校生!」

今日は9月1日です。9月に入った、というと「秋の気配が感じられる今日この頃…。」と言いたくなりますが、その言葉が全くイメージできないほどに、今日も暑い一日でした。放課後には帰宅前の生徒に対して、養護の先生から熱中症に注意して帰宅するように全校放送がかかりました。

もうしばらくはこの暑さと付き合わなければいけないようで、ため息が出てしまいます。

写真は、放課後帰宅時の生徒玄関前の様子です。西日が照り付ける中、生徒たちは帰っていきました。
さて、今日の午前中、3年生のスポーツウェルフェアコースの生徒たちが飯綱町の南部保育園様にお邪魔して、プールの整備や砂場の砂をほぐすなどの作業を行ってきました。地域貢献実習という授業の一環です。「午前中は風もあってそれほど大変ではなかったですよ。」と参加した生徒は話していましたが、それでも強い陽射しの中の作業は大変だったと思います。きれいになった砂場で園児さんたちが楽しく遊んでくれるといいな、と話を聞いて思いました。
昨日の午後、飯綱中学校の講堂をお借りして1・2年生対象の「先輩講話」が開催されました。この3月に本校を卒業した先輩たちを就職・進学それぞれ4名ずつの計8名お呼びし、高校時代に頑張ったことや今の会社や学校を選んだ理由、高校時代に準備しておくことなど、後輩たちに向けて話ししていただきました。

就職した先輩たちからは、コミュニケーションの大切さや体力をつけておくこと、失敗を恐れず、進路選択に困ったら周りを頼ること、礼儀や言葉遣いの大切さ、やると決めたことはあきらめずに続けることなど、社会に出たからこそ実感したことをアドバイスしていただきました。
進学した先輩からは、勉強をしっかりしておくことや進路決定の際に困ったら先生たちとたくさん話すこと、当たり前のことを当たり前にできるようにしておくこと、生徒会でも何でも高校生活を目いっぱい楽しむこと、といったアドバイスがありました。

3月までは高校生だった8人は、半年の間に多くの経験を積んでとても前向きで、頼もしく成長していました。その姿を見られて、とてもうれしく胸が熱くなりました。講演をしてくださったみなさん、ありがとうございました。
1・2年生のみなさんには、先輩たちからもらったたくさんのアドバイスをこれからの進路決定に活かしてほしいと思います。
2年生の地域授業の「環境と自然」講座では、4月より飯綱町内の会社「みみずや」さんにお世話になりながら、環境に配慮した有機農業について学んでいます。写真は、7月に実際にみみずやさんの農場に行ってジャガイモの収穫を行ったときのものです。
気温も高く暑かったのですが、頑張って収穫していました。そして、夏休み明け最初の今日の授業では、「野菜を育てる」ために必要なことは何かについて各自が思いつくことについて調べていました。調べたことを一人ずつ講師のN先生に聞いていただき、それぞれの考えや気づきに対し、専門家の観点からたくさんのアドバイスをもらっていました。

これらの体験を通じた学びは豊かな自然に恵まれた本校ならではのものだな、と改めて協力していただいている各講座の講師の皆様に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
今日から2学期が始まりました。生徒のみなさんの元気な姿に私も元気をもらって、初日をスタートさせることができました。2学期の始業式を終えた後は、各教室で授業です。エアコンがきいて快適な教室とは反対に、外は猛暑の一日でした。大気が不安定な状態とのことで、夕方からは雨、雷予想。実際に夕方になると黒い雲とゴロゴロという音が…。今週も残暑と雨に悩まされそうです。
そんな中、まだ夏休み気分で過ごしていたのが、本校のどこかをねぐらにしている一匹のネコです。

中庭の岩の上に気持ちよさそうに伸びて寝ていました。カメラを向けると「気持ちよく寝ているのに、何?」と、鬱陶しそうな雰囲気でこちらを見つめていました。

生徒たちが体育館に移動する喧噪さえも気にならないようで、逃げる気配もまったくありませんでした。岩が冷たくて気持ちよかったのかもしれませんね。
お盆明けも暑い毎日が続いています。飯綱は朝が爽やかなため、1年生の地域授業でお借りしているりんご畑に行ってみました。


1年生が体験させていただいているりんごの木です。だいぶ実が大きくなり始めました。
11月後半には収穫の予定です。甘くて、おいしいりんごがたくさんなりますように。
朝は涼しいとは言ってもやはり陽射しが照ると気温がグングン上がります。そんな暑さの中、ソフトテニス部のみなさんが、元気いっぱいに練習をしていました。

今週末と来週末に大会が控えているとのことで、お盆明けも毎日熱心に練習に来ています。勝利を目指して頑張って!
